神戸市北区山田町原野で2011.11.7に採取したサンプルを元に記述。
傘: 中央は明るい茶色だが周辺はほぼ白。縁部に向かって細かい溝線がある。
柄: 前面が白い菌糸で覆われている。
肉: ややピンクがかった肉色をしている。
胞子: アーモンド形。
側シスチジア: 頂部が細くならず、頂部より少し側面にわずかに結晶が付くタイプが多い。
縁シスチジア: 細長いものから便腹形、太鼓腹形まで変化に富む。薄膜棍棒状のパラシスチジアも混生する。
柄シスチジア: 見られず、細い菌糸で覆われる。
これらの特徴からInocybe phaeodisca var. geophylloides (シロトマヤタケモドキ)と同定した。
採集地: 神戸市北区山田町原野(2011.10.30) コナラ、アベマキなどの雑木林内の道路わき
References:
- Fungi of Switzerland Vol. 5, No.44
- Mycoscience (2002) 43:207-211
Sample No. 111030-A
Latest update: 2011/11/07