神戸市北区山田町原野で採取したサンプル(9 samples)を元に記述。
傘: 1.0-2.1 cm , 明るい灰茶色, 縁部はひび割れ、条線ができる。
ヒダ: 灰褐色。
柄: 30-45 x 1.5-3mm, 成熟しても全体が白色で絹様の光沢あり、中実でしっかりしている。基部はかぶら状に膨大。表面は全面に細かい粒点がある。
Spore: 8.4-9.7 x 5.8-7.3um, 高さの低いこぶ。
Pl.: metuloid 便腹型で中間部でやや太く膨らむ。頂部に結晶を付ける。
Che.: Pl.に似ているがやや短い。
Cau.: 頂部から基部までmetuloid だが、下部に行くほど数は減る。
弱いアセタケ臭がする。
これらの特徴から当初はInocybe fiborosoides と仮同定したが、子実体のサイズが異なることが判明し却下した。
採集地: 神戸市北区山田町原野(2013.8.3) コナラ、アベマキなどの雑木林に隣接する畑地
References:
- The taxonomic studies of the genus Inocybe No.131
- Die Gattung Inocybe in Bayern No. 106
Sample No. 130803-06
Latest update: 2013.08.03